真・ホドリゴ日記

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インド旅行記 ~6日目~帰国日~

8時起床。
朝食はコーヒー、トースト、カレー。

今日の集合は11時なので、しばらく部屋でゆっくりする。
もらったミネラルウォーターが無くなったので、ためしに部屋の冷蔵庫に入っていたボトルの水を飲んでみる。
味は大丈夫だ。
きっと問題ないだろう。

11時に荷物をまとめてロビーに集合し、観光へ出かける。
まずはクトゥブミナールへ。



昼食を食べてフマユーン廟を見学。
タージマハールの見本となった城だ。
この建造物さえなければ、あんなアホな墓が建てられることはなかったろう。



この後、インド門や国会を見学し、ニューデリーで夕食を食べる。
これが最後のカレーだと思うと、感慨深いものがある。
はずがない。
もう二度とカレーは食べたくない。

夕食後、インドヤマシタに別れを告げて空港へ向かう。
空港にはインドヤマシタの知り合いで日本語の話せるガイドがいるようだ。
ガイドに案内されながら荷物を預け、出国手続きへ向かう。
向かおうとしたところ、ガイドが
「ルピーはここでしか替えられないよ、先に両替所へ行こう。」
と言う。
そういうことならと、ガイドに連れられ、両替所へ向かう。
両替所はお土産屋も兼ねているようで、キオスクのようになっている。
「ルピーはいくら残っている?」
店員が聞くので、残っているルピーを差し出す。
差し出した途端、ものすごい勢いで店員が袋におやつやら煙草やらを詰めだす。
袋がいっぱいになったところで、さっきのガイドが登場。
「いやぁ、インド楽しかったか?また来るか?」
と、ものすごい勢いで話しかけながら腕を引っ張って店の外に私を連れ出す。
どうやらガイドと店員がグルになって、私に強引に買い物をさせたようだ。
最初っからここは両替所なんかではなかったようだ。
「いや、ちゃうやん。両替する言うたやんけ!」
と、文句を言うも、もう出国まで時間がない。
仕方なく、おやつのたくさん入った袋を持って出国手続きに向かう。
嗚呼、仕方ない。
これがインドだ。
さよならインド。

無事に出国手続きを済ませ、飛行機に乗り込む。
座席に着いたところで、私の内臓が急に悲鳴をあげだす。
まずい、朝飲んだホテルの水がダメだったようだ。
「そろそろ俺の内臓もインド人になってきた頃やろ」
そう思い込んで部屋の水を飲んだのだが、私の大腸はまだまだファッキンジャップだったようだ。
ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロウ。
それから10時間、強烈な下痢と発熱に戦いながら快適な空の旅を続け、日本に辿り着く。

関空に到着すると、まずは検疫書類にサインしなければならない。
海外で何か病気にかからなかったチェックするわけだ。
最悪に体調は悪いわけだが、早く帰って白い巨塔を見たいので、何もなかったと記入し、検疫チェックでもそう申告する。
明らかに鼻声にはなってるわけだが、頑張ってどうにかセキだけは止め、元から鼻にかかったような声の人を装って無事通過する。
検疫チェックが済んだ後は税関だ。
麻薬犬に10分ぐらい臭いを嗅がれ、荷物を全て開けられて隅々まで調べられたが、なんとか無事ここも通過する。
しめしめ。

関空からは電車とタクシーを使い、フラフラになりながらも無事、家まで辿り着く。
家に着くと母親が出迎えてくれた。

「おなか空いてるでしょ。昼ごはんはカレーが炊けてるよ。」

さあ、家庭内暴力の始まりだ。 mixiチェック
  1. 2006/03/12(日) 04:48:24|
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インド旅行記 ~5日目~

7時に起きて、朝食のカレーをすする。
いつもと同じカレーのはずが、全く味がしない。
鼻が詰まっているようだ。
そういえば、喉が痛い。
セキもずっと止まらない。
風邪をひいているようだ。
ただでさえ寝台列車で体調が悪かった上に、あんな寒空にプールに入ったからだろう。
よく考えたら当然のことだ。
なぜそんなことも判らなかったのだ、10時間前の私。

仕方ないのでとりあえず荷物をまとめて今日も観光へ出かける。
まずはファテーブルシークリーだ。

観光をして少し元気になる。

その後、デリーの方へドライブ。
途中で昼食、カレー。

デリーに到着し、リク車に乗ってオールドデリーを見学する。
リク車とは自転車のタクシーである。
インドの町並みは半端なく空気が悪い。
常にクラクションの音が聞こえる。
鳴らしすぎてて、自分が鳴らされてるのかどうかわからない。
自転車のリク車が道の真ん中を堂々と走っているのだから当然である。

↑リク車から撮った風景

オールドデリーの観光の後、買い物をする。
喜び勇んでシタールを買う。
シタールの構造はギターと少し似ているので、いきなり弾いてみてもそれなりに弾ける。
さぁ、ここで本領発揮だ。
リンリンランランもさぞ感心していることだろう。
と、思いきや。
「きれいなお嬢さんねぇ」
リンリンランラン、店員に口説かれてやがる。
もうだめだ、こいつら。

その後、ホテルで休息。
最後のホテルでの宿泊ということで、インドヤマシタ・リンリンランランとともにラム酒を飲む。
インドヤマシタが買ってきた酒だ。
うん、まずい。
インドヤマシタ、汚名を返上する最後の機会を台無しにした。

さあ、明日はインド最終日だ。 mixiチェック
  1. 2006/03/11(土) 03:00:36|
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インド旅行記 ~4日目~

結局、寝台車では眠れぬ夜を過ごす。
朝日が眩しい。
また一日が始まる。
到着駅で待っていた車に乗り込み、ホテルを目指す。
寝台車の空気が乾燥していたようで、少し喉がカラカラする。
風邪に気をつけよう。

この日の朝食は、そのまま到着したホテルで。
当然、カレーを食べる。
朝食を食べたら部屋に入り、昼食まで眠る。
昼食も当然カレーだ。
睡眠を挟んで同じメニューの食事をするのはなかなか辛いものだ。

この日はまず、タージマハールを見に行く。
この旅のメインとも言える場所だ。

↑タージマハール前で1枚。前日購入したインドのドレスを着用。
このドレスのせいで、ホテルの男子トイレに入れてもらえず、危うく女子トイレで用を足すところだった。

タージマハールは、総大理石で作られた、王妃の墓である。
とてつもなくデカい。
どうやってこれだけの大理石を用意したのだろう。
もうアホとしか思えない。
ちなみに、王妃のためにタージマハールを作った王様は、
黒の大理石で全く同じ建物を作って自分の墓にしようとしていたらしい。
いつの時代も、トップが馬鹿だと下々の者が困る。

タージマハールを見た後はアグラ城へ。
アグラ城から見えるタージマハールが素晴らしい。

アグラ城を見学した後、インドヤマシタが
「大理石をどうやって加工しているか見たくないですか?」
と言うので、それなら是非見たいと大理石工房へ連れて行ってもらう。
一通り、大理石の加工作業を見学させてもらう。
説明が終わった後、大理石の商品が並べられている一室へ連れて行かれる。
この部屋の中で、何か商品にちょっとでも興味を示す素振りを見せると、
すぐさま店員が電卓を持って登場し、
「安くするよ!!」と何十分でも粘って売りつけようとしてくる。
「木は汚れるよ、ダメになるよ。大理石は一生使えるよ。これもう二度と手に入らないよ。」
と、アメ村の店員の数十倍のしつこさで腕をつかんでくる。
しかも、ここは街頭の店ではなく、工場の中の一室だ。
密閉空間だ。
インドに来て、道端の物売りには慣れたもので、
値切り倒したあげくその商品を買わないという遊びも覚えたのだが、
この時ばかりは怖かった。
インドヤマシタに助けを求めようとすると、彼もどうやら仲間らしく、
「いいじゃない、いい機会よ」
と、薦めてくる。
この旅で、英語もロクに出来ない私を世話し続けてくれたインドヤマシタはなんだかんだで私にとって神のような存在だったのだが、ここにきて急に敵に寝返ったように感じる。
リンリンランランは元から頼りにならない。
自分以外全て敵だ。
頼れるのは自分しかいない。
2時間ぐらい攻防を重ねた末、やっと店から出してもらう。
「大理石は高いからねぇ」と、インドヤマシタ。
もうこいつのことは信用しない。

陽も沈み、ホテルで夕食のカレーを食べていると、一人のインド人が話しかけてくる。
「ニホンジンの方ですか」
彼は日本通のインド人のようだ。
彼としばらく喋っているとすっかり互いに打ち解け、
この旅で起こった色々なことも聞いてもらった。
リンリンランランとはコミュニケーションが取れない、インドヤマシタも今日の事件で信用できなくなった今、彼の登場は涙が出るほど嬉しかった。

そんなこんなで部屋で悶々としていると、突如ある決心が頭をよぎった。
「そうだ、プールに入ろう!」
念のために用意してきた水着を手に、ロビーへ降りる。
「プールに入っていいか?」
フロントマンに訊くと、
「プールの営業時間はもう終わったけど、ノープロブレムだぜ!」と、彼。
そのままの勢いで、私はプールへ走り出す。
外は少し冷えるが、気にしない。
私は真っ暗な水底めがけて、飛び込んだ。 mixiチェック
  1. 2006/03/08(水) 04:14:15|
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インド旅行記 ~3日目~

毎朝モーニングコールで不快な目覚めを体験してきたので、
市場で買った目覚まし時計を使って起きる。
少し寂しくなった気もするが、清々しい朝だ。

朝食はおなじみのカレー。
そろそろ、自分のうんこからカレーのにおいがするようになった。
これで私も一人前のインド人だ。

この日は来るまでアジャンタへ行く。
ここもエローラ同様、岩山を繰りぬいた寺院だ。
柱から仏像から全て一枚岩でできている。
ajanta.jpg
折角なので寝仏の前で一枚

昼食のカレーを食べた後、しばらくドライブ。
インドの田舎の風景を見る。
たまに、車道に牛が寝ていることがあるが、インドでは牛は神様なのでどの車もそ~っと避けていく。
インドでは法定速度などあったものじゃなくみんながビュンビュン飛ばしているが、この時だけはどのドライバーも慎重だ。
「牛を轢いちゃうことってないんですか?」
とインドヤマシタに訊くと、
「絶対にないよ!!」
と回答。
「いや、こんだけ牛がおったらちょっとくらいあるやろ。」
と、指摘してみようとも思ったが、あんまりそこに深く突っ込むと殺されそうだからやめておく。
また、車中でインドヤマシタが恋人の話をしばらくしていたが、
「ピーク時のアンドレザジャイアントが総合格闘技をやっても、やっぱりジャイアントシルバみたいになってたのかなぁ」
と、考えにふけっていたので完無視する。
その後、
「ハジメさんニホンでは歌うたってるんでしょ、ここで歌ってよ」
と、ありえない注文をしてくるので
くるりの東京を歌ってみたが、今度はインドヤマシタが完無視。
こいつ、本当にスキを見て息の根を止めてやる。

この日の晩は、アグラへの移動のため、寝台列車に泊まる。
インドの駅は、休日の梅田並にゴミゴミしている。
駅の中に物売りからホームレスまでうじゃうじゃいる。
ピストルを持った警官もいる。
トイレで洗濯してるやつもいる。
駅に改札がないので、みんなが入ってくるのだ。
あんまりゴミゴミしているので、インドヤマシタに
「この駅は大きな駅なんですね」と訊くと、
「いや、これは小さな方ですよ」と彼。
都心部の駅は一体どうなっているんだろう。

電車に乗り込む間際、一人の少女が腕をつかんできた。
子供を抱いている。
5歳ぐらいだろう、身なりはとても汚い。
私の目を見て「マネー・・・、プリーズ・・・」
と消え入りそうな声で言ってくる。
物乞いは無視するように言われているし、この時は発射間際だったのでそのまま電車に乗り込んでしまったが、
「あの娘、まだお腹すかしてるかな」
と、その晩は眠れぬ夜を過ごす。
インドの夜はとても長い。 mixiチェック
  1. 2006/03/07(火) 06:04:38|
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インド旅行記 ~2日目~

今日はバックビートにライブを見に行った。
色々とかっこいいバンドがあったんだけど、
まぁ、ユンさまもそのうちいいことあるよ。


ということでインド2日目。

モーニングコールがけたたましく鳴る。
「ハロー、ナマステ、インドタノシイカ?」
ああ、目を開けるとまたそこはインドだった。

朝食に向かう。
カレーはそろそろ飽きてきたので、
「カレー以外で、トーストとか」
と、店員に注文する。
すると、しばらくしてトーストとチャイが出された。
とりあえずそれを食べながらおかずが来るのを待つことにした。
一向に何もこない。
どうやら、インドではカレー以外の食べ物はトーストしかないようだ。
仕方ない、これで我慢しよう。

荷物をまとめてロビーへ集合。
「おはよございまぁす!!」インドヤマシタ。
「・・・・・・・・・・・・・(おはよう、セックス、ドラッグ、コレステロール)」リンリンランラン。
ここまでは昨日と一緒だ。
「朝ごはんはどうですか?」とインドヤマシタ。
「トーストしか出なかったんでちょっと物足りなかったです」
と答えると、なにやらインドヤマシタはフロントの方へつかつかと歩み寄る。
「%#$$&$&=~=&%$!!!!!!!!!」
なんか凄い剣幕でフロントマンに怒ってる。
別にいいのに
しばらくして、フロントマンが弁当箱を持ってくる。
なんだか申し訳ない気もするのだが、インドではこれぐらいのテンションで行動しないといけないらしい。

みんな揃ったので、車に乗り込んで本日の目的地エローラへ向かう。
車の中で、さっきもらった弁当箱を開けてみる。
カレーだ。
もう、海上自衛隊だったら毎日が金曜日だ。
腹が立ったので、弁当は猿にあげた。
インドの田舎の方では猿がその辺を歩いている。

エローラの石窟院を見学する。
岩山を削って、寺を丸々一軒彫りぬいてある。
彫刻からなにから、全て一枚岩だ。
しかも、全てが緻密だ。
狂気の沙汰としか思えない。

岩場の影でタバコを吸っていると、現地の人が。
「火を貸してくれ」と話しかけてくる。
タバコに火をつけてやると、私のジッポが珍しいらしく、数人が集まってきた。
しばらく彼らと談笑する。
初めて人とまともにコミュニケーションが取れた気がする。

昼食はホテルで食べる。
勿論カレー。
もう食事のことは諦める。

午後はマクラ廟を観光し、現地の子供達と遊んだり、
ショッピングしたりして過ごす。
途中、車を止めたところで運転手に急に腕を持たれて薄暗いところに連れて行かれる。
だめだ、ヤクザに売られる。
そのまましばらく歩くとタバコ屋の前。
以前、インドのタバコを吸いたいと言っていたのを覚えていてくれたようだ。
その店のラインナップの中から、できるだけ危なそうなのを購入。
吸う。
これ以上は書きたくない。

「今日のばんごはんはねぇ、ちょっと変化つけたの食べるよ」
と、インドヤマシタに連れて行かれた店で夕食を食べる。
それまでと全く変わりのないカレー。
自分は日本に帰る前にこいつを殺してしまうべきだろうか考える。
考えた結果、機会を見つけて殺すという結論に至り、2日目終了。 mixiチェック
  1. 2006/03/05(日) 02:45:20|
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インド旅行記 ~1日目~

朝、けたたましい電話音で目を覚ます。
慌てて受話器を取ると、外人の女が
「ハロー!コンニチハ!オハヨウ!ニホンノカゼニハルルガキク!ヒショノオカベマリデス!」
と、なにやら知ってる日本語を怒鳴り散らしているので、舌打ちをして受話器を切る。
切った後、思い出した。
そうだ、私は今インドに来ているんだ。
さっきのはホテルのモーニングコールだ。
申し訳ないことをしたと悔やんだが、自分が不快な思いをしたことには変わりはないので、特に謝罪の電話も入れずに朝食へ向かう。

ダイニングルームへ入ると、いきなりパンチの効いたカレーの臭いだ。
さすがインド、朝からカレーだ。カレーのバイキングだ。
色々な種類のカレーと、ナンやパンやその他の炭水化物的な何かが器に盛られている。
もう、カレーの宝石箱やぁ。
本場のカレーを堪能し、部屋で荷物をまとめて、またロビーへ向かう。

ロビーではインドヤマシタとリンリンランランが待っていた。
「おはようございまぁす」目をキラキラとインドヤマシタ。
「・・・・・・・・・・・・・(『おはようございます、昨夜はよく眠れましたか?さすがインドは暑いですねぇ、もう抱いて!』と言っていると思われる)」と俯きながらリンリンランラン。
なんだか遣る瀬無くなったので、とりあえずシカトを決め込む。
今日からこの3人との旅が始まる。

最初はムンバイのインド門を見学し、その後ボートでエレファンタ島へ。
エレファンタ島は、昔、島の形が象に見えるということでこの名前が付けられたらしい。
この形だ。
この名前を付けたインド人と、月にはウサギがいると言った日本人は、どうしてメガネのある時代に生まれなかったのだろうと本気で思う。
エレファンタ島の石窟院は素晴らしい。
インドの歴史的建造物の多くはそうなのだが、ここの石窟院も岩山をくりぬいて建物や彫刻を作っている。
後から何かを置くことはなく、ただただチマチマと彫るだけである。
インド人、豪快なんだかマメなんだかよくわからない。

昼食、なにやら高級そうなレストランに入る。
なにが来るかとワクワクする。
出てきたのはカレーとタンドリーチキン。
インド人は牛と豚を食べない(特に牛は神様の動物なので絶対に食べない)ので、肉類に使われるのは全て鳥だ。
よって、出てくるカレーは大体がチキンカレーだ。
この辺では鳥インフルエンザの蔓延が懸念されているようだが、もう構ってたら何も食べられない。
帰って筑紫哲也にうつしてやる。

昼食後、オーランガバードへ移動のため飛行機に乗る。
インドヤマシタの隣の席。
「ハジメさん恋人はいますか?」
と聞いてくる。
「いませんよ」
と答えると
「なんでいないの!?若いのに!?なぁに言ってるの!?おかしいですよ!?」
と凄い剣幕で怒ってくる。
こいつ、何年か前にゾマホンっていう名前でたけしの番組に出てたやつじゃないのか?
うるさいので、
「恋人は、21回目の誕生日の朝に死んだのさ・・・、一度も海を見ることなくね・・・」
と適当なことを言うと、
「それはすみません」
と、インドヤマシタはそれ以降ずっと黙っていてくれた。
助かった。

次のホテルに着き、しばらくくつろいただ後は夕食だ。
「このホテルのごはんはそんなに期待できないですよ」
と、インドヤマシタが言っていたのでどんな料理が出るかと思ったら、カレーだった。
しかも、味からなにから昼のカレーと何が違うのかさっぱりわからない。
そして、夕食時はインドヤマシタは自分のホテルに帰ってしまったので、リンリンランランと3人でテーブルを囲んでいたのだが、私と彼女達との間に交流は全く生まれなかった。
2人は仲良さそうに話しているのだが、なにぶん小動物がささやく程度のボリュームなので何を話しているのか全くわからない。
仕方ないので私はビールをたらふく飲んで部屋に帰ることにした。

部屋に帰ってテレビを点けてみた。
インド人がたくさんいて歌って踊っている。
チャンネルを変える。
インド人がたくさんいて歌って踊っている。
チャンネルを変える。
インド人がたくさんいて歌って踊っている。
テレビのコンセントを抜く。
眠る。 mixiチェック
  1. 2006/03/04(土) 03:39:21|
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インド旅行記 ~出発の日~

インドへ行ってきた。
エローラ・アジャンタとタージマハール8日間ツアーだ。
往復の空路にそれぞれ丸1日費やすので、実質6日間がインドの旅だ。
インドでは様々な出来事があったので、これから数日に分けて旅行記を記していこうと思う。

まずは出発の日。
インドはスリや詐欺、強盗が横行していると聞いたので、万全の対策をする。
荷物はスーツケースではなく、体にぴったり付けられるバックパックで、後はウェストポーチ。
お金は財布とは別にズボンの中に隠せる腹巻の中に隠しておいた。
こうして念入りに荷物をチェックした後、関空を目指して家を出る。
時間にも余裕を持ち、ここまでは全て完璧だったが、空港に着いてから重要なことに気付く。
旅行のしおりを忘れた。
これでは現地でのスケジュールはおろか、集合場所すらわからない。
2月の真冬に大量の汗をかきながら、やっとのことで世話になる旅行代理店の関空出張事務所を探し、手続きの後しおりをFAXで送ってもらう。
危ない危ない。

この後は難なく出国手続きを済まし、無事飛行機に乗り込む。
予定ではフライト時間は13時間。かなりの長丁場だ。
長旅なので、体力をつけておこうと、自分の席に着いたら後はゆっくり寝ることにした。
しばらく眠っていると、急に肩を叩かれ、目を覚ますと、
サリーを着た外人の女がこっちを睨み付けながら何やらわからない言葉で話しかけてきた。
適当にうなづいていると、その外人は勝手に私の席のテーブルをセッティングし、無造作に缶ビールを2本置いて去っていった。
どうやらあの外人はスチュワーデスで、缶ビールは機内サービスだったようだ。
機内のスチュワーデスはほぼ全員がインド人のようだ。
とりあえず、もらったビールを早く飲まないとまたあのインド人にボコボコにしばかれそうなので、2本の缶ビールを一気飲みしてまた眠りに着く。

次に目を覚ますと、飛行機は中継地点の香港に着陸していた。
ここで乗り降りする客もいるみたいだ。
このまま乗っている客は、現地空港の職員にチケットを確認してもらうシステムになっている。
席に座ったまま職員がチケットを確認しに来るのを待っていると、中国人の女が
「チケット出すよ!チケット出すよ!」
と、すごい剣幕で近付いてきた。
指図されるがままにチケットの半券を差し出すと、肩にシールをベシッと叩きつけられた。
他の乗客も同様に肩にシールを叩きつけられているようである。
赤いシールだったので、共産党の烙印を押されているのかなと思ったのだが、チケットの確認済みを意味する目印のようである。

その後、機内食が2度出たのだが、2回ともメニューはインドカレーであった。
これから嫌という程食べるのだから、ちょっとは考えてほしいものだ。

この後さらに10時間程度フライトを続けると、飛行機はデリーに着いた。
ここで殆どの日本人客は降りるのだが、私の目的地はムンバイ空港なのでこのまま乗り続ける。
周りの客はほぼ全員降り、続いて大量のインド人がズカズカと乗ってくる。
冗談じゃなく、本気で飛行機の中が急にカレー臭くなる。
狭いスペースを埋め尽くすインド人の山を見つめ、もう後戻りはできないんだとここで覚悟する。

飛行機が離陸してすぐ、また機内食が配られる。
またカレーだ。
いい加減に怒りを覚えた私はスチュワーデスを睨み付けたのだが、
向こうがその数十倍の迫力で睨み返してきたので、
手の平を返してニコニコしながらカレーをおいしく食べた。

それから4時間後、飛行機はムンバイ空港に到着する。
予定のフライトより3時間かかったらしく、計16時間の飛行機の旅だった。
入国手続きを難なく済ませ、空港を出て現地ガイド合流する。
現地ガイドは日本語の話せるインド人、日本でいうヤマシタだと思ってくれればいい。
これ以降、彼を日本で絶滅危惧種とされているニホンヤマシタに対してインドヤマシタと呼ぶことにする。
インドヤマシタと話をしながら他のツアー客をしばらく待っていると、2人の日本人女性が現れた。
これからしばらく一緒に旅をすることになるので、「これからよろしくお願いします」と、出来るだけ礼儀正しく挨拶をすると、
彼女達は何やら小さい音を出しながら口をパクパクさせている。
どうやら、ものすごい小さな声で「よろしくお願いします」と言っているようだ。
これからは彼女たちのことはリンリンランランと呼ぶことにする。

ツアーはこの3人だけである。
我々はバスに乗り込んで1泊目のホテルに向かった。
さあ、明日からは私とインドヤマシタ、リンリンランランの4人でのインド美術品巡り6日間のスタートだ。 mixiチェック
  1. 2006/03/03(金) 03:13:27|
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rodeo rodrigo

Author:rodeo rodrigo

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9月30日(土)
神戸HelluvaLounge

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